2013年7月3日水曜日

若いということ

最近自分の年齢があがってきたせいか、音楽家を目指す若い方をみると妙にうきうきしてしまいます。音楽家を目指していなくても、音楽を楽しもうとしている方と接するとなんだかやっぱり嬉しくなってしまうのです。

わたしがそうしてもらったように、わたしも若い方々になにかひとつでもして差し上げられたら、そうしてその方々が年を重ねた時に、次の方々にそうしてくださるようになったらいいなあなんて、そんなきれいごとのような事を思ってしまうのです。


お気に入りの赤いワンピースを引っ張りだして着てみたら、虫に食われていました。確かにとてもしっとりとした生地で着心地がよいので、虫にしたらさぞごちそうなのだろうなと^^;でも、これは食べないで!刺繍しにくい生地だし、なにより刺繍してしまうとデザインも崩れてしまうし・・


久しぶりに左手が腱鞘炎になっています。薬指が主にダメージを受けているようで、キーボードを打つのも少々不便なのですがこればかりは安静にしたり凝りをとってやるくらいしか治す方法がないので致し方ありません。中学生時分はずいぶん腱鞘炎に悩まされ、鍼や温熱療法、整体など実に色々な分野の先生方にお世話になりました。結局どれをやったから劇的に良くなったという実感はなくて、自分の体の成長や弾き方の改善によって腱鞘炎にならなくなった、ということなのかなと自分の中で結論づけています。

という持論からいくと、最近弾き方おかしかったのかな。日々フィードバックしていかないと思わぬところでくせがついていたりしますから、要注意ですよね。


シルクドソレイユのラスベガス公演「Ka」にて、ワイヤーがはずれてひとが落下する事故があったそうです。パフォーマーは30代の女性だったのですが、15m落下してしまいそのまま御亡くなりになったと聞きました。以前品川でのシルクドソレイユ公演を見てきただけに今回の事故のニュースはとても衝撃的で、まさに命をかけてわたしたちに感動や驚きを与えてくれているパフォーマーさん方に改めて畏敬の念を抱いたのでした。わたしたち演奏家は失敗しても命を落とすという事はないけれど、でもそういうつもりでひとつひとつの本番に臨むという姿勢は持っていたいと思います。


風の音がひどく話しかけてくるのでなんだか怖くて、こんな日は外に出ずに籠りきりになりたいのですがそうはいかないですね。^^;
画像はクレーの「蛾の踊り」。
星野沙織
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