2014年12月9日火曜日

取り留めなく

なんだか最近ばたばたしてて、ゆっくりブログを書く気分になれず、ご無沙汰してしまい申し訳御座いません。生きています。


貧乏暇なしとは言いますが、大学院を修了して社会人一年目、その気持ちを味わっております。それでも大学院時代よりは忙しくないと思うのは、やはり富山東京間の移動がないのと、自動車教習所に通わなくていいのが大きいのでしょう^^;笑

とはいえ色々な新しいことが起こり続けているような状況で、過ぎて行こうとする目の前のもろもろに、しがみつきながらついていっている感じです。
来年には、色々なことがご報告出来るかと思いますので、どうぞ今後とも宜しくお願い致します。


ふと見れば、落ち葉もすっかり水分の抜けたものになっていますね。ちょっと前までは、落ち葉もやや水気を含んだものであったと思うのですが、いま落ちている葉は得てしてかさかさと音を立てて、踏めば粉々になってしまうものばかりです。

もみじは少し怖いんです。その葉先があんまり繊細だから、その茎があんまり細いから、その体があんまり美しい赤に染まるから、
秋、そんなにも細やかで熟れた身体を、惜しげも無くコンクリートに投げ出して、誰かに踏まれてバラバラになるのも厭わないでいるなんて、そんなのはだめなんです。あんなに美しいのに、抵抗のひとつもせずに靴の下で砕けてはだめなんです。

もみじは、わたしにはすこし怖いんです。うまく説明が出来ないけれど、紅葉してもしていなくても、わたしはもみじが好きでして、もみじを通して見る太陽や、もみじの作る影もまた好きなのですが、だからそのもみじが粉々になるのが嫌なのだろうかと思っています。

怖いとも悲しいとも言いきれないようなこの気持ちは、例えば蝶々の羽や手足が、思ったよりも脆くほろほろと崩れてしまった時の、あの感覚にも似ているように思うのです。こんなに簡単に壊れてしまうのということに、気づいてしまった時のざわめきでもいうのでしょうか。


今年はとても寒いですね。どうぞ暖かくしてお過ごしくださいませ。


年明けは1/23、2/15にデュオライブを計画しております。タンゴとクラシックと、ちょっと自分にとっては重めですが、がんばって参りたいと思います。


最近寒さのせいなのか、左の肩と首が40肩のように痛く、また左手もやや腱鞘炎のようになっています^^;久々にこんなに痛いので困ってしまっているのてますが、休むわけにもというかんじで、騙し騙しやっております。皆様もお気をつけくださいませ。


もうすぐ2015年がおわってしまうんだなあ…年賀状、かかなきゃ。

星野沙織
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2014年10月11日土曜日

かえらなければ と、お知らせ

かえらなければならないのです。

時々時間を見繕って、ひとりになったり、ある場所に行ったり、ある風景に会ったり、そうすることによって必ずかえれるように、手段を練っておかなければならないのです。

それはとても自然で、とても無垢で、我儘で、手に負えなくて、可愛らしくて、素直で、生きるために必要なもので、全てのひとは必ず しばしばそこにかえらなければいけないのです。かえれないと、ひとは遅かれ早かれ駄目になってしまうのですから。

浸した手はふやけます。濡れた髪は乾きます。夏の肌は焦がれます。疲れれば眠くなります。

生きるだけ心は複雑になっていくから、わたしたちはかえらなければならないのです。かえって一度、真っ白になって、そうしてまた、様々な色を自分に塗りながら生きていくのです。




今日は中高時代からずっとお世話になっているピアノの先生と、ベートーベンのピアノコンツェルト「皇帝」を共演させていただきました。

色々なプロのプレイヤーを見ていて思うのは、みなさん本番が一番素晴らしい演奏をなさるということです。今日の先生の演奏も、とても素晴らしく、誠実で情熱的なものでした。ご一緒させていただき光栄です!本当にお疲れ様でした。

五十嵐先生と。


デスクワークの仕事も一段落したので、ここからは10/24の阿佐ヶ谷ジャズフェスティバルに備え、練習などをして行こうと思っています。

わたしたちが演奏するのは阿佐ヶ谷のカフェドヴァリエテという珈琲屋さん。



音の葉home concertさんからの今回のお話。ながはらさんによると、こちらのコーヒーはクルミドコーヒーさんに負けず劣らず、美味しいとのこと。

ギターの橋本さんもわたしも、コーヒー好きなのでとても楽しみにしています^^わくわく。



今回ギターで共演してくださる橋本さんは、4月に音の葉でもご一緒させていただきました。
彼の本職はコンポーザーなのですが、ピアノもギターも出来てしまうのです。う、らやましい・・・



彼は自身のバンド「Led Act Sect」でも活動しているほか、テレビ番組、ゲーム、ショーなどへの楽曲提供なども手掛けています。ちなみに桜木町に新しく出来た「CIAL」という商業施設のOPEN時、CLOSE時の音楽は彼のもの。わたしはまだ聴けていませんが、たくさんの方が利用する施設で、自分の作った曲が毎日のように流れるなんて、なんだか夢のようといいますか、凄い話だなあと思ってしまうのです。ご本人に言うと、「別に」なんておっしゃるのですが・・・

なにはともあれ、10/24は阿佐ヶ谷カフェ ド ヴァリエテさんにて。

13:00会場
13:30開演

入場料*3000円(コーヒー(!)とお菓子付きです)


橋本さんの作品に加え、ピアソラの「単語の轢死」・・・・(°Д°;)
もとい、「タンゴの歴史」を演奏致します。誤変換ひどすぎる・・・(;;)笑



気がついたら9月、ひとつも記事を書いておりませんでした。失礼致しました。生きております。秋口になりましたので、日本酒のひやおろしが出回っていますねー。喜ばしい季節です!

わたしの最近のオススメは「鶴齢(かくれい)」という新潟のお酒。とても美味しかったです。

この酒造はほかに「雪男」という銘柄も出しているのですが、そちらも美味しいのですよ^^雪男は3月に新酒として頂いたのですが、その時一緒に飲んだのが同じ幼稚園に通っていた友達たちでした。20余年ぶりに会ったのですが、本当に楽しく、時間を忘れてすごせました。またみんなお酒が好きだったから、それも楽しかったのだなあ。

ラベルかわいい。


いつものように歩いていて、なにげなく見た道ばたに、葉が静かに落ちているのを見たときに、なんだか急に不安になったのはなぜなのでしょうか。

それはなんだか、当たり前のように元気でいると思っていたペットや、家族や、友達などが、ふいに病に伏したり、目の前からいなくなってしまった時の感覚とちょっと似ていたりしたのです。もっと青々と茂っているはずだと勝手に思い込んでいた、木々の葉一枚一枚が、わたしが見向きもしないうちに静かに静かに死んで行ったのに、そんな変化に気がつこうともしなかった愚かさが、ふと心にずしりと座り込んだのです。

あの真夏の日々の中で、もっと青い葉をみておけば良かったなあ。目がつぶれるくらいのまっすぐな太陽の光を、真っ向から見つめておけば良かったなあ。夜、虫の声に囲まれながら、公園でブランコを漕いでおけばよかったなあ。ぜんそくの時は出来なかったななんて思いながら、花火をしておけば良かったなあ。


毎年毎年、わたしは飽きもせず、過ぎたあとに夏を想うのでした。



星野沙織
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2014年8月31日日曜日

有難う御座いました

先日、23日にバースデーライブを終えることが出来ました。お越し下さいました方々、有難う御座いました!

バースデーライブだというのに、あれやこれやと見繕っていたらすべての曲が何かしら辛いという状態になってしまい、ピアノのあゆみちゃんと一緒に青くなりながら練習しておりました><

ほとんどリサイタル的なプログラムとなっていましたが、こういった最初から最後までドクラシックというプログラムでも、快く演奏させて下さるソフトウインドさまには、本当に感謝感謝です。そしてまた、あのように自己満足の塊のようなプログラムに最後まで御つきあいくださった皆様にも、厚く御礼申し上げます。

そしてそして、バースデーということであゆみちゃんとオーナーさまからサプライズが・・・!

ケーキ!


もぐー!!

まさかの展開だったので、本当に嬉しかったです。あゆみちゃんからはバースデーソングの演奏までもらっちゃった・・有難う御座いました!!

ソフトウインドでのバースデーorアニバーサリーライブでは恒例の、ワインボトル抽選会は・・

友人がゲットしてくれました!ありがとう。

思えば彼女が、大学卒業後にわたしの演奏会に足を運んでくれたのはこれが初めて。卒業と共に音楽系の会社に勤め、わたしたち音楽家や音楽を愛する方々をサポートしつつ、去年からは家庭を持って主婦業もこなしている彼女。そんな多忙な中、やっととれたお休みの日に、わたしのライブへ来てくれたということを考えると、本当に感謝の一言です。有難う御座いました。


また、ライブ終演後は沢山の方からお心遣いをいただきました。


なかには当日、または誕生日の日にあわせ、遠方よりプレゼントをお送り下さったかたもいて・・・本当に本当に、有難う御座います。わたしのような者に、こんなに優しくして下さって本当に感謝の言葉もありません。

しかも、日本酒だカクテルだワインだと話しているせいなのか、プレゼントがやや酒気帯びしてるのがまた・・・(。-∀-) 本当に有難う御座います(笑


こういう風に不定期でもクラシックを弾くと、自分の課題や足りないことなどが改めて認識できたり、更にやりたいものが増えたり、昔やった曲を弾けば、どれだけ自分が進歩したかを確認出来たりするので、サボリ癖のあるわたしにとっては、クラシックというのはそういった意味でも重要であるのだなとつくづく思います。


年内にまたクラシックライブをやろうと思っているのですが、しかしそのときは、難しい曲や苦手意識のある曲ばかりで構成し、自分を追い込んでしまうようなプログラムにはしまいと、心に誓っています笑



今後の予定ですが、9月20日に井草聖二さんとの二回目のライブがSOFTWINDで御座います。

OPEN 18:00~
①19:00~19:40
②20:00~20:40
40分×2ステージ・入れ替えなし
MC2500円+ご飲食代
(消費税別)  


http://www.jazz.co.jp/LiveHouse/Cust_Sche/1407/schedule.asp?LV_ID=1407

今回もゆるふわで参りますが、一回目よりもやや攻めているので、マシュマロくらいの雰囲気です。ちなみに前回は綿あめという感じです。笑
ご興味持って下さった方、お時間御座います方は是非お越し頂ければ幸いです。




夏が終わります。地面に落ちている蝉を見るごとに、体の中がすうっと涼しくなるような寂しさと、うっすらとした切なさにきゅんとします。
いのちの終わりまで羽を震わせている蝉たちは、本当に最後の最後まで、生きてそのいのちを次につなげようとしているのでしょう。疑うことも無く、それが当然のことで、生きることが辛いなどと甘えずに、最後の一滴までいのちを叫んでいるのでしょう。しぼりきって地面に倒れ込んだ時、彼らが仰向けになっているのは、秋風で染まる空の青で、その体の中を満たしたいからなのでしょうか。夏の最後の太陽に包まれて、そのいのちを空に還すからなのでしょうか。



季節の変わり目、どうぞご自愛下さい。皆様に感謝を込めて。

星野沙織

2014年8月10日日曜日

それで幸せだった

その方に触れると、わたしはわたしの気がつかなかったものに気がつけるのでした。

まだ二度しかお会いしてはいないけれど、きっとこれから先もお会いできるし、そのたびにわたしはわたし自身について気がつかされるのだと思います。
力をくださって有難う御座います。あなたからのメッセージはわたしの宝物となりました。あなたが20歳になった時、いったいどんな女性になっているのでしょうか。きっと本当に素敵な女性になっていることでしょう。その時を楽しみにしておりますね。


さて、もう23日がすぐそこなので練習しなきゃいけないとわかっているのに、練習嫌いのわたしはなかなか練習出来ないのです…( ; ; )

音がならなくてイライラするのは結局わたしだから、きちんと弾いていなくてはいけないのですがなんなんでしょう、この感じは。もっと真面目な努力家になってもらいたいものです。などと他人事のように言ってしまうわたし^^;


8/8,8/9と国立駅あたりを三人でうろうろしていたので、なんだか学生時分を思い出しました。やはり国立って、わたしにとってなんとなく特別な駅なんだなあと思います。



9/20の井草さんとのライブの曲も決めなければ…まず編曲しなければ…(><)
なんかイレギュラーな曲をいれたいな、とは思っているのですが、基本はゆっくりと音を楽しみに来て頂けたら嬉しいです。


とりとめもなく、失礼しました。台風さん、このままいっちゃうのかな。関東はいつもそんなに被害をこうむりませんね。大雨や洪水などの避難勧告や警報がでている地域の方はどうぞお気をつけてお過ごしくださいませ!!

星野沙織
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2014年8月5日火曜日

つらつら書き

もっといろいろなことができるようになったら、例えばわたしの想像するものを具現化してひとに伝えられたり、何もないところから、その場でふわりふわりと音楽を作っていって、高揚させ、やがて収束するという一連のいのちを、着の身着のままに仲間と演奏することができるのなら、とても素敵なことだと思うのです。

吸収したいものが色々な方面に散らばっていて、わたしの中で折り合いがつかず、全てが散漫なまま本腰を入れられずにいます。周りはわたしよりも速い歩調で、次の段階へ進んでいるように見えます。でもそれは多分みんな同じように感じていることで、わたしはまだちっぽけなまま、守るものもない自由な身体だから、ゆっくりゆっくり、見ていけたらいいなと思ってしまうのはスロースターターだからなのでしょうか、単なる怠惰な性格だからなのでしょうか。


今年初のかき氷は、親友の旦那様が作ってくださった宇治抹茶。あずきを炊き、シロップを作り、白玉を茹でて下さった旦那様。頭もよければゲームも出来て、その上料理上手って…爪の垢を煎じて飲ませていただかなければ…^^;ご馳走様でした!とてもとても美味しかったです。


ああ、シュウウエムラの化粧品気になる。30代になったら下地は付けるべきとのご意見をメイクアップアーティストの方から聞いて、このベースが凄く気になってます。


最近肌荒れが酷すぎて、日焼け止めが濡れないから顔が焼けちゃって焼けちゃって…^^;これみたいに下地でSPF30くらいあるといいですよね。


修了して以来、弦と弓の毛を替えていないため、そろそろ替えねばなりません。本当はもっと前に替えたかったのですが、なにぶんただでもないので先延ばしに…
松脂も新調しなければいけないのですが、ネットを見ると色々な種類があって迷ってしまいますね。
わたしはベルナーデルを普通に使っていますが、時々ラリカを使用します。一度メロスを試させていただいたこともありますが、友達のをみているとアルシェや、ボガーロ&クレメンティのものを使っている子も多いように見えます。


ボガール&クレメンティ。かわいらしい形!
アルシェは日本製だとか。丸形もあります。
ベルナルデルは一番メジャーですね。


わたしは鈍感なので、それらの違いがはっきりとはわからなかったりするのですが、こだわりのある方は本当にお詳しく、またきちんと試され、ご自分の意思で選んでいらっしゃるので、そういう方を見ると、ヴァイオリン弾きならば本当はこうあるべきなのだろうなと、自分の不勉強が恥ずかしくなります^^;


夏なので日本酒はややオフシーズンですが、わたしがいま気になっているのはどぶろく。武重本家酒造さんの「十二六」という名前なのですが、どぶろくは奈良に行った際に飲んだきり。そろそらどぶろくがのみたいなあと^^どこかこれを出してくれているお店無いのかなあ。販売店は関東にもいくつかあるようなのですが…

もうひとつは油長酒造の「風の森」。こちらは一度飲み屋さんで頂いたのですが、とても美味でした。HPを覗きますといろいろな種類があるようですので、気になった方は是非お買い求めくださいね。ラベルも涼やかでとても素敵です。



色々な話に飛びましたが、本日は今から8/23のバースデーライブの合わせmit AYUMI嬢です^^今回のライブは、わたしが個人的に思い出のある曲や、心残りだった曲などを中心に演奏する予定となっています。自己満足に近いライブ、とでもいいましょうか笑

場所は六本木ソフトウインド、時間は14時開演となっております。お時間あります方、足をお運びいただければ幸いです。ワインボトル抽選会がありますので、お酒好きは是非に。笑

http://www.jazz.co.jp/LiveHouse/Cust_Sche/1407/schedule.asp?LV_ID=1407&num=0



9/20はまた、井草聖二さんとのデュオライブがございます。今回も井草さんの曲を弾かせて頂きたいと思っていますが、そろそろ曲をきちんと決めていかないとまずい…かも…ヽ(;▽;)ノ

前回のライブでも少し触れたのですが、こういった静かなゆるいライブこそ本当に難しくて、勢いで押し切れないといいますか、音数の代わりに音色や空間をしっかりと作らないと、聞いてくださる方に楽しんでいただけないというのが、かなりの重圧となっております^^;

でもそれだけに本当に勉強になりますし、弾いていて安堵するというか、心地良くなれますし、なによりギターの音色が好きなので、今回もゆるっとふわっと、弾いてまいりたいと思います。
前回は衣装が白黒でしたので、今回はどうしようかしら…\(^^)/


しかし、ギターがインターフェース?やアンプにつないで、音質など調節したり、マイクでどの程度音を拾うとかみていると、なんだかつられてヴァイオリン専用のマイクが欲しくなっちゃったりしますね…(苦笑

星野沙織
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2014年7月26日土曜日

喉につっかえる

何かちょっとでも人のためになるようなことが出来れば、少し自分を好きになれそうなのに、そのちょっとができなくて、結局また好きになれないまま一日過ぎて行くのです。


演奏家に向いていないと思う日もあれば、演奏家としてしか社会に入っていけないと感じる時もあります。

裏方の仕事だけしていたいと思う時もあれば、気が利かないわたしでは到底無理だと思うこともあります。


わたしには何ができるのでしょうか。そんなことをぐるぐる考えるというのは、わたしには何もできないということに、ただ気がつきたくないだけなのでしょうか。答えを自分の口から言いたくないだけなのでしょうか。

日差しが肌を突き抜けて、薄皮のすぐ下の肉をじっくりと焼いていくのがわかるような、今日の昼下がり。小さな子が暑さでわけもなくぐずりだし、それを見て思わず語気を荒げ、これくらいで怒ってしまうなんてと悔恨にくれる母親を横目に見ながら、わたしは自転車で街を走っていたのです。

それはよくある光景で、違う親子、違う場所で何度も見ているはずで、おそらく子が出来たらわたしだって同じことをするであろうシチュエーションでした。

でもなんだか、家に帰ってもその光景がふと思い起こされるのです。そしてそれは必ず、母親に対する共感であって、以前は子供に同調していたのが、いつの間にか母親側に同調するようになっているのに気がついて、自分の年齢を改めて思い返したりするのでした。


母親というものになったら、わたしも少しは大人になれるのでしょうか。それとも、何も変わらないまま違う命を育てなければならなくなるのでしょうか。


じっとりと全身に汗が滲むような暑さの中で、漠然と、そんなことを考えてしまったのでした。



歳を重ねるまで、あと1ヶ月。

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星野沙織

2014年7月8日火曜日

踏ん切りがつかないまま

もう何日経ったのでしょうか・・・


カメラを買おうかずっと悩んでいます。

パナソニックのLUMIX DMC-GM1K レンズキット。
コンパクトで持ち運び便利だし、外見もかわいらしい。動画も録れる・・・

レンズを20ミリに付け替えるとまた味のある写真になったりして・・・


でも、カメラに手を出す前にPhotoshopとかインデザイン買った方がいいんじゃないかとか思ったり、いや買ったところでそんなに使わないだろうとか、それら買うんならまずインターフェースとマイク買って自宅で録音出来るように設備整えるとかのほうが仕事に役立ちそうですよねとか・・・


そんな話はちょっと置いておいて。

先日、ナナカラットさんのライブサポートをニコファーレでさせていただきました。


ナナカラットさんのライブサポートはこれで二回目ですが、前回よりもメンバーさんおひとりおひとりが更に力をつけてらっしゃいまして、そんなに月日が経っているわけではないのに、ひとはこんな成長するのかと驚きとともに置いてけぼりになったような焦燥感を覚えました。
ナナカラットさんの音楽は自然と乗れてしまうというか、 ライブでの一体感が心地いいです。またボーカルのあさみさんがとてもいい人で、かわいらしくて、純粋に応援したくなってしまうキャラクターなのです。お会いするたび魅力的にみえてくるといいますか、なんだか不思議。これがあさみさんの力なのですね!

キーボードにはわたしのあこがれのkeikoさん!今回もお写真を撮っていただきました^^

ニコファーレ入り口。

真ん中にあさみんとちょこみんとさんを挟み込み!






終演後、舞台上にて。


keikoさんは本当にかわいらしくて、優しくて癒し系でスーパーウーマンなのです。わたしもkeikoさんみたいな女流音楽家になれたらいいのになあ。


ライブは大盛況で、ファンのみなさん本当に暖かい声援と拍手を送って下さっていました。ニコファーレの設備もとっても凄かったー、あのようなところで弾かせていただけて嬉しかったです!いまも「輪廻」が頭をぐるぐるしています。スタッフの皆様、ナナカラットさん、お疲れさまでした!



話は変わりまして、最近シュウウエムラの化粧品が気になっています。
プラダを着た悪魔で、シュウウエムラのビューラーについて話しているシーンがあるのですが、それ以来気になっていまして、とうとう先日買ってみました笑

わたしはあまりマスカラを使わないのですが、このシュウウエムラのビューラーはマスカラを使わなくてもくりっとまつげをカールさせてくれるのでとても嬉しいです^^

後気になっているのはアイブロウペンシル。薙刀状にカッティングされているペン先により、眉毛をより描きやすくしているそうです。


今朝方、アイブロウのペン先をぼっきり折ってしまったわたしとしては、早急に手に入れたいところ・・・笑

そのほかにもムース状の化粧下地があったり、カラーボトルにはいった可愛いクレンジングオイルがあったりと、今まで化粧品売り場っていったこともなかったしうろついたこともなかったせいか、目新しくて面白いものばかり。売り場ですっかり楽しませていただいちゃいました。



そういえば!ボルディエのバターが通販終了してしまったようで、とてもとても残念です・・・もう一度、海藻入りのあのバターが食べたかったのですが・・・;_;残念至極です。


今日はとりとめのない日記でしたね。すみません。
本州への台風の影響が気になっています。みなさま今週末はお気をつけ下さいませ。

星野沙織
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2014年7月6日日曜日

CM曲として使って頂けることになりました。

取り急ぎのご報告になりますが、わたしが作曲し、トリオ・カルディアとして演奏している「羽ばたく」が、この度松永住宅株式会社さまのCM曲として使って頂ける運びとなりました。

テレビ埼玉にて、放送は7/9㈬~27㈰の夜21:00~21:30、高校野球ダイジェストで、翌朝の再放送を含め全20回放送されるそうです。
テレビ埼玉が映る方は是非、ご覧になっていただければ幸いです。


まさかこんな機会が頂けるとは思っていなかったので、本当にびっくりしています、というより、実感が湧かないというのが本当のところです。

そもそものきっかけは、松永住宅株式会社さまのイベントにわたしたちがお邪魔し、演奏させていただいたこと。

イベントをご紹介くださった白井さま、また、起用してくださった松永さま、その他応援してくださっている皆様、有難う御座います。皆様のおかげで、羽ばたくはテレビ埼玉に羽ばたいていきます(笑


テレビ埼玉がはいらない方はYouTubeにもUPされていますので、そちらをご覧いただければ嬉しく思います。




感謝をこめて。

星野沙織

2014年7月3日木曜日

動画アップ

久々の動画紹介です。といっても音声のみですが・・・^^;
音の葉home concertにて演奏させていただきました、ヴァイオリンとフルートのためのDuoになります。

可変拍子(曲中で拍子が変わって行くこと、だったかな・・・)ということと、テンポがやや早めというのがネックだったのか、難しい難しいと言っていた日野さんですが、それでも完璧に吹いてくれるから彼女との演奏はやめられません^^笑 いつもありがとう。




星野沙織

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2014年6月27日金曜日

生かされている


音楽家は聴いてくださるひとがいるから存在が出来るのです。音楽家は聴いて下さる方に生かされるのです。


本日は音の葉ホームコンサートでした。

午前午後共にたくさんの方が聴きにいらして下さいまして、本当に有難く、また心強かったです。午前中は小さいお客様のパワーをふんだんにもらって、もっともっと精力的に音楽や人生と対話して行きたいなという気持ちにさせられました。


午後は大人のお客様に囲まれて、あたたかな空気に包まれての演奏が出来、本当に楽しく演奏させていただくことができました。お聞き下さった方々、有難う御座います。



音楽家が存在出来るというのは、音楽家の演奏を聴いて下さる方がいるということです。そして音楽家が音楽を続けられる力の源は、聴いて下さる方の暖かい拍手であったり応援のまなざしであったり、ありがとうというお言葉なのです。

わたしは本当に、なんの取り柄もない、少しだけバイオリンが弾けるだけの人間です。世界には素晴らしい音楽家の方が沢山沢山いらっしゃいます。もうずっと前から、それこそ高校生時分から、身の丈をわきまえられる年齢になった頃から、わたしが音楽を続ける意味は、わたしには無いように思えてならないのです。ただそれはとても受け身な考え方で、バイオリンを弾くことがわたし自身の表現であるし、なにより楽しいし、それが仕事になっていますから、やめるつもりは毛頭ありません。しかし、いまでもふとそんなことを考える時はあるのです。そしておそらく、大半の音楽家は同じような気持ちを感じたことがあるのではないかと思うのです。


そんなわたしにとりまして、本日は本当に素敵な一日となりました。会場に足を運ぶだけでも大変な力を使うでしょうに、2時間近く、本当に一生懸命わたしたちの演奏を聴いて下さって、終わった後、素敵な素敵な笑顔を下さった女の子とお母様。
お二人は今日、ちっぽけな音楽家に生きる勇気を下さいました。今日の出会いに本当に感謝致します。




紫陽花が少しずつ、雨を吸って熟しています。湿度を含んだ大気には初夏の香りが混ざり込んで、木々は一層青々として参りました。畑の茄子はてかてかと輝き、虫たちは忙しく命を燃やしています。


したいことがまたひとつ増えた、そんな日でした。

画像はミレーの晩鐘。

星野沙織

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2014年6月9日月曜日

濡れる空と映える緑と

お気に入りのお店がまたひとつ出来ました。


土日を利用して、祖父の誕生日を祝いに栃木県へ行って参りました。

幼い頃から何度も何度も訪れている栃木県。祖父母の家は益子焼で有名な益子町にあります。

窯元共販センターは帰る度に覗きたくなってしまう場所のひとつで、手が届く益子焼が沢山置いてあります。

http://www.mashikoyakikyouhan.jp


陶器やカトラリーが好きなもので、こういうところを見て回っていると時間があっという間にすぎてしまいます。


わたしは革製品や家具も好きでして、よくインターネットで家具屋さんのサイトや、家具のオンラインショップなどを閲覧しているのですが、そんなわたしをがっちり捉えて下さったお店に本日はお邪魔致しました。



つくば市内にある、BLACKBOARDというお店。こちらは家具屋さんがメインなのですが、店内奥にCafeが併設されており、そちらでコーヒーやケーキ、ランチなどを頂くことが出来ます。
西麻布でのライブの際、お越し下さっていた方がご紹介くださったこのお店。
なにせ家具屋さんがおやりになってるCafeですから、当然机や椅子、窓枠からライト、ちょっとしたインテリアまで、心をくすぐられるばかり。

こんな素敵なCafe空間、ずるい><笑


到着したのがお昼頃だったので、ランチを頂きました。BBプレート、オリジナル辛口カレー、ラザーニャなどランチメニューがあったのにも関わらず、家族そろってBBプレートというところが我が家族らしいところでもあります笑

BBプレートの中身は鶏肉のラタトゥイユ、サラダ、ピクルス、イベリコ豚のハム、レンコンとズッキーニ、茄子の焼き物 バルサミコ酢がけ、タマネギと空豆、茄子のフムス?(ペースト)、自家製パンでした。パンはおかわり自由で、このパンがまたとっても美味しかったです。食後にはエスプレッソを頂きまして、こちらもまた運転で疲れたからだに染み渡りました。ごちそうさまでした。

ちなみにケーキはこのような、
ジャーン、シフォンケーキが御座います。おいしそう><。シフォン好きとしてはたまりません。食べておけばよかった・・・
ちなみにわたしはシフォンケーキだと普通のシフォンと紅茶のシフォンが好きです。あの紅茶の独特の苦みというか、茶葉の食感が好きだったりするのです。余談ですが、甘いものとお酒も合いますよね。食後にあまーいデザートワイン、たまりません^^


帰りしな、お店の方と少しお話させていただいたら、ヴァイオリンをやっていらっしゃった方と判明し、その上共通の知人までいて、まさかまさかの嬉しい出会いでした。お相手下さったHさん、有難う御座いました^^

しかも、お土産までご用意くださっていました・・・;;Hさん、Sさん、有難う御座います!


BlackBoardのイメージでデザイナーさんがお作りになったという、オリジナルマグカップ。分厚い作りだから熱い飲み物を持っても大丈夫そうですし、持ち手が太いのでとても持ちやすい!イラストは一筆書きのようなシンプルさで、これもいいですね。

家具屋さんのほうには家具だけでなく、鉄鍋やコーヒー用のポット、カトラリーから、洋服やバッグ、レザー製品まで置いてありまして、それがどれもお洒落なのです。

ああいうお店に触れると、自分がもし一人暮らしをしたなら、家具はこれにしたい、カトラリーはこれにしたいなんて、ついつい夢想してしまいますね。

ちなみにステーキナイフで気に入っているのはラギオールというところのもの。


なんだか柄の部分の曲線が気になってしまうんですー笑

漆器もいいですよね。今年の両親への結婚記念日品はペアの漆塗りの汁碗にしました。この写真のとは違いますが・・^^;

お箸にするか碗にするかかなり迷って、お箸より碗のほうが長持ちすると店員さんに言われて碗に致しました。どうぞつかってね。使わないと、漆がカビ生えるって店員さんおっしゃっていたのでね。笑


少しずつ、お気に入りのものが増えていくのは楽しいことですね。これからもひとつずつ、色々なお気に入りを増やして行けたらいいななんて、思った一日でした。

星野沙織
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2014年5月31日土曜日

お知らせと感謝

先日、林朝美さんと森遥香さんとのコンサートを無事に終えることが出来ました。お越し下さいました方々、有難う御座いました!



今年からフランスへ留学する林さん。手続きや合間合間の本番でお忙しい中、難曲であるサンサーンスにおつきあい頂きました。

本当に本当に弾けなくて、どうしようとどきどきと不安とで本番当日までぐんにゃりしていましたが、本番は本当に楽しかった!ありがとう、あさみん。あさみんとだから乗り越えられました!





森さんはまだ高校二年生だというのに、本当に素晴らしい感性と技術をお持ちです。終演後、知り合いの方が父に「本当に高校生ですか?」と聞きにくるほど^^ソルフェージュをレッスンしているわたしとしても、本当に嬉しく誇らしいです。彼女とのスプリング・ソナタもとても楽しかったです!ありがとうね。




昼公演のいいところは終わった後にゆっくり夜までの時間を過ごせるところですね。家族と打ち上げ。あんず酒をいただきました。


沢山の方々が聞きに来て下さり、沢山の方々が贈り物をくださいました。忙しいというのにおみやげをもって遠方からお越し下さった方もいました。行けないからと花束をお贈り下さった方もいました。いつもいつも気にかけて下さって、いつも贈り物をくださる方もいらっしゃいました。ひとつひとつの贈り物が、お一人お一人のお気持ちが、本当に有難く、励みになります。有難う御座います。














嬉しくてもう一枚。


これからも色々な曲にチャレンジしていきつつ、自分の表現を活かせる音楽ジャンルといいますか、表現方法などを探して行けたら幸せだな、と思います。

どうぞこれからも宜しくお願い致します。



さて、25日はクラシックでしたが、今度はポップスのライブがあります。

6月14日にソフトウインドにて、国内外のギターの大会で優秀な成績をおさめている、大注目の凄腕ギタリスト、井草聖二さんとデュオライブが決まりました。

・6/14(土)沙織と聖二の<ユルっと、フワっと...> POPS&オリジナル

 出演:星野沙織(vln) 井草聖二(g)

 OPEN 18:00~
 ①19:00~19:40
 ②20:00~20:40
 40分×2ステージ・入れ替えなし
 MC2500円+ご飲食代
 (消費税別) 
 ----------------
 →ご予約はこちらから
 http://www.jazz.co.jp/LiveHouse/Cust_Sche/1407/reservation.html?LV_ID=1407&ID=63698

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
JAZZ LIVE&BAR SOFTWIND
東京都港区六本木4-10-8
六本木パーレットビル6F
TEL:03-6808-7337
お問い合わせ:info@softwind.jp
ホームページ:http://www.softwind.jp/




以前から井草さんのことは素晴らしいギタリストとして存じていたので、まさかそのような方とデュオが出来ることになろうとは思ってもいませんでした。あわわ・・・

井草さんの魅力はなんといっても音色の優しさにあると思います。お人柄そのままというような、暖かくて包み込んでくれて、まるで優しい木漏れ日のようです。ご本人もまた、本当に朗らかで優しくチャーミングな方で、彼のそういったところが、沢山の方に支持される所以なのだなと感じました。

 また、技術も素晴らしく、フィンガーピッキングディをはじめ、国外のコンテストでも世界で5本の指にはいる実力をお持ちです。



そして彼の技術を引き立てているのが、彼のオリジナル曲です。今回14日のライブでは、井草さんの曲を数曲、演奏させていただくことになっております。
わたしが勝手にやりたいとせがんだ曲も中には御座いまして、その曲などは、これまた勝手にわたしがヴァイオリンパートを作って、デュオをさせていただきます><こんな贅沢いいのか・・・光栄至極です。


他にはカントリーロードなど、だれもがご存知の曲を演奏致します。こういう曲をこんな凄腕の方と演奏するなんて、とてつもなく贅沢なのではないかしら・・・機会を与えて下さったソフトウインドさんと、井草さんに感謝です。

そんな井草さんが、先日のリハーサル風景をちょこっとYouTubeにアップしてくださいましたので、記事の最後にご覧頂ければ幸いです。^^


実は数日前、仕事中にいきなり激しい腹痛に見舞われ、15分ほどの道のりも休み休みでないと歩けないという今までにない状態を経験しました。もともと腹痛はあまりないほうだったので、腹痛が起こるとどう対処したらいいのか、これがどの程度のレベルの痛みなのかがよくわからなかったのですが、どうも胃炎の症状に似ているようで、先日から薬を飲み始めてみました。ホットミルクなんかも胃に良いようなので、しばらくは暴飲暴食を避けて静かに過ごして経過観察してみようと思います。皆様も御気をつけくださいませね。

明日は31度まであがるようです。みなさま暑さ対策をして明日をお迎えくださいね!




星野沙織

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2014年5月14日水曜日

身の丈に袖を通す

何ができるですとか、何で生きているのかですとか、そんなことを考えるほどの身分ではないと思っているのです。
わたしは頭が良くないので、ただ与えられたままに、与えられた命を与えられた土地で生きていくだけで、それで幸せなのです。

わたしはまた、常日頃文句が多い人間ですから、せめてふと冷静になれている時は、そういう風に考えていたいと思うのですが、いつも色々厄介で、なかなかうまくいきません。

描いていた大人ってこんな感じではなかったのですが…精神ってなかなか成長してくれないのですね^^;


先日、本の出版に携わる方とお話させていただく機会を得たのですが、とても興味深く、また刺激となるお話をさせていただきました。

いつかわたしの夢も実現させられたら、その時はそれを持ってご挨拶にいけたら嬉しいな。


5月で既に26度にまで気温があがるなんて、本当にエルニーニョ現象になるのでしょうか…このままずっと暑いままだったら困ってしまいますね^^;

星野沙織
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2014年5月12日月曜日

近況を

色々な本番が少しずつ終わって行って、いよいよ25日の本番が近づいてきました。

どうしよう・・・曲が難しい・・・笑

速いパッセージが苦手なもので、今回選択したサンサーンスは一等不得手なジャンルの曲なのです。でもだからこそ挑戦してみたくて、もうこんな無謀なチャレンジはこれっきりにしよう、というつもりでやることにしました。


まだまだ集客が出来ておらず、お店の方に申し訳がない状態なのですが、それでもいらしてくださる方のためと自分のために、精一杯準備が出来たらと思います。


5月25日、恵比寿アートカフェフレンズにて
13時より演奏を開始致します。マチネ開催なので、是非お子様もお連れになってくださいませ。
チャージは3000円+1ドリンクとなっております。

もしもいらしてくださる方がいらっしゃいましたら、ご連絡していただければ幸いです。宜しくお願い致します。


また、やや先ですが8月末にバースデーライブを六本木ソフトウインドにてすることとなりました。
初のソロライブですので、なにを弾いて、なにをしゃべって、どういう構成で、など、まだまだ何も決まっていませんが、こちらも近くなりましたらHP及びブログでご連絡致します。


今週末はル・ヴェルヴェッツさんとの共演が出来るので、とても楽しみ!歌声に癒されて参ります^^



まだ皐月だというのに、気温が局地的に30度を越したところがあるようですね。夏はどうなってしまうのだろうと懸念していたのですが、どうも夏は夏で大規模なエルニーニョ現象がおこる可能性があり、冷夏になる恐れがあるとか・・・夏野菜や果物が心配です><夏はお野菜が美味しいから、高騰しないで欲しいなあ。


ビネッテ・シュレーダーの絵をもうちょっと見てみたいなあとか思いつつ、やはり欲しいと思うのはビアズリーやアラステア、ハリークラークの画集になってしまうんですよね。でも画集って本当高すぎです・・・インテリアの雑誌というか、写真集のようなものも好きなのですが。


6月からデュフィ展がBunkamuraで始まりますね。行きたいな。色合いがとても美しいですよね。
http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/14_dufy.html


友達に勧められたアングラな映画も見たいし、ビデオ屋さんにも行きたいなあ。あと、メガネが壊れているのでメガネも買いに行かないと。

新しく習い事をはじめてみたいし、そのくせなにもしないでぼんやりしていたいし、春ってなんて複雑な季節なんでしょうね。


デュフィの「クロード・ドビュッシーのためのオマージュ」。とても素敵な色合いですね。6月にギタリストの井草さんとデュオの際にもドビュッシーを一曲演奏しようかと言っているので、この絵のような色彩をイメージして出来たらと思います。
星野沙織


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2014年4月4日金曜日

ふいに

意識もせず迎えた朝の中に、なにかとてつもなく大事なものが見えた気がして、そんなときには思わず駅へ向かうことを辞めて、立ち止まってあたりを見渡してしまうのです。そして結局、見つけようとしたものがなんであったかわからないまま、時間に追われて駅へ走り出すのです。


もうそんな思いはしないように、身支度をしてその日その日の朝を迎えることが出来るように、繰り返している夜が、朝が、一日が、季節が、誰かの人生に似ているわたしの人生が、たとえその変化が織り込んだ毛糸の一本ほどの些細なものであっても、違うものとして気がつけるように、体の中から感じて過ごして行きたいのです。


写真はエロール・ル・カイン作画の「美女と野獣」。幼少期、あまりこのかたの絵は好きではなく、二冊もっていたカインの絵本は両方とも古本屋にだしてしまいました。いまになってなんだか惹かれてきて、インターネットで画像を見て回っています。また欲しい絵本が増えてしまいました・・・おどる12人のおひめさま、ほしいなああ・・・


星野沙織


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2014年3月20日木曜日

色々ありました。

すっかり間があいてしまいました。申し訳御座いません。


気がつけばもう三月も半ばを過ぎ、九州のほうでは桜も開花したようですね。日本の春は本当に美しいです。以前、授業内で春の話になった時、ある先生が日本とヨーロッパの春の違いについておっしゃっていたことがありますが、ドイツやオーストリアの冬というのは日本に比べ長いようですね。長い長い冬に閉ざされたあとの、5月、いっせいに花が咲きこぼれ新芽が初々しく手を伸ばす春というのは、現地のひとにとってはこの上なくきらめいて、胸がときめく季節なのだと先生はおっしゃっていました。雪が溶け、花は通りに道々にあふれ、鳥はめいめい歌い、人々はその訪れに感謝する。その感動は現地にいっただけではわかり得ないもので、やはりそこに生まれ、育ち、生活をしているからこその感動なのだと、先生はまた、おっしゃっておりました。


では、日本で生まれ、日本で育ち、日本で生活をしているわたしたちは春への感動がヨーロッパのひとより薄いのでしょうか。
日本の春は、奥ゆかしく、しかし自信に満ちて暖かい、そんな風にわたしは感じます。
暖かくなってきたかと思うと翌日は寒く、風が強く凍えてしまうかと思うと、その風の中には確かに優しい手のひらのような暖かさがあります。ふと見上げるとこぶしの蕾が豊かに膨らんでいて、視線を下げれば、オオイヌノフグリが植え込みを静かに照らしています。だれに言うでもなく梅がふとこぼれるように咲いて、桃が家々の庭で恥じらうように開いたあと、桜が、その蕾に隠していた新しい春の空気を、日本中に優しく優しく、惜しげもなく吹き込んで行くのです。


四季の話をするとき、わたしはいつも北野武監督の「Dolls」を思い出します。あの映画はわたしの大好きな映画のひとつですが、見ると切なくなるのであまりみられません。^^;



さて、3月はじめ、最後のリサイタルを終えました。先日、無事に修了証書を頂き、長いような短いような2年間に終止符を打つことが出来ました。
この2年間は本当に色々なことがあり、肉体的、精神的に辛いことも多く、思い返すと笑えるような思い出も多々あります。夜行バスで移動中、SAで休憩をとっている時、体調が悪いのと、連日の行き来が精神的につらくてつらくて、自動販売機の前でぼろぼろ泣いたことや、明け方近く、自分はなにをやっているのだろうとか、見通しの利かない将来への不安でふいにその場から一歩も歩けなくなってしまったことや、仲間に迷惑をかけて、カリキュラム内でのアンサンブルが解散するかもなんてときの、押しつぶされそうな恐怖と後悔など、書ききれないほどの苦い思い出は、端っこを思い返すだけでも暗い気持ちにさせられます。かと思えば、そんなときに叱咤激励してくれる友人や、いつも笑顔で迎えてくれる友達や、どんなことをしても、どんな時であっても、わたしを愛してくれている両親や、わたしのつたない演奏を聴きにきてくださって、素敵だったと言って下さる方々、惜しみない愛をもって様々なことを教えて下さった先生方、そしてそのすべての方々が健康でいてくださるということ、こちらもまた、書ききれないほどの楽しい思い出が出来ました。この2年で得たものはとても濃縮されていて、わたしの人生の中でとても重要なものとなりました。

ベートーヴェンのクロイツェルを共演してくれた林朝美さんと。

当日行けないからと、東京からわざわざお花を贈って下さったかたもいらっしゃいました。




また、3月初めにはカルディアとしてのアルバムも発売させていただき、学生生活を終える年にそのような機会をいただけて、本当に素敵な記念となりました。有難う御座います。


上段右に、わたしたちのCD。店頭に飾って下さっているのは、小さい頃からよく行っていたCDショップ、アポロさん。このほか、山野楽器さんも置いて下さっています。


4月からはどうなっていくのでしょう。新しいことも始まれば、終わるものもあるのでしょう。不安のほうが大きく、歩き出すのが怖いというのが正直なところです。

知り合いが、「自分の人生なのだから、「○○の期待に応えなければ」と思いすぎないで、自分のしたいように生きればいいんだよ」と言ってくれたのですが、その言葉がいまのわたしにはとても有難くて、でもまだ吹っ切れないところもあって、少しずつ、「誰かに喜ばれる、誰かを失望させない人生」ではなく、「わたしの選んだわたしの人生」にしていけるよう、ゆっくりゆっくり、日々懺悔と感謝を忘れずに生きて行けたらいいなと思っています。



もうすぐ、春はもうそこにいますね。


大好きな先生。本当に有難う御座いました。
星野沙織


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