スペイン、ラテンアメリカ諸国のアーティスト作品を展示した、2014年の「驚くべきリアル」展を今更知って、行っておけばよかったと後悔しています。
先の展示会では
「スペインでは、他のどの国よりも死者が生き生きとしている。」
という、ガルシアロルカの詩の一節を展示会のカタログに寄せているようですが、展示会についての記事を読んでいると成る程そうかと思わされます。
情熱的で鮮やかな色彩を連想させる生命力と、そのすぐ後ろにちらちら見える、不安定でどろどろしたラテンの空気は、独創的で繊細な、攻撃的で力強い、精神に語りかけてくるような作品が産まれやすいのでしょうか。
展示会に寄せた記事を読んで、そんなことをおもっていたのでした。
生きていれば好みはどんどん変化して行ったりするわけで、もちろん好きなままのものもありますが、自分のその変化に気がつく時ってわたしは大抵、美術作品への興味で気がつきます。
最近変わったなと思ったのは、以前「オフィーリア」を題材にしたものはミレーの作品が好きだったのですが、今はカルメラガルシアの「オフィーリア�」が好きだということです。
どうも金沢の21世紀美術館にあるらしいので、もしまだご覧になったことがなく、金沢に行く機会がある方がいらっしゃいましたら、是非ご覧になって頂けたらと思います。オフィーリアというひとりの女の、あの瞬間の、生に対する様々な気持ちを想像させる生々しい作品です。美しいです。
久しぶりに美術作品のこと書いたように思います。次回は化粧品かアクセサリーについてまた書きたいなー(>_<)ライブのお知らせについても書かないとですが…
しかしながら、今年はゆっくり過ごしていこうと思っています。2015年は焦って過ごしてしまったので、充実していたけどなんだかもったいなく思えてしまったりもしました。1年1年、1日1日を振り返りながら進めるだけの、余裕を自分に与えながら歩いて行ければ、きっともう少し今より良い子になれるはず…はず…
2016年も素敵な年となりますように!
星野沙織
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