2014年1月5日日曜日

パレットの上の青色

ふと空を見上げたら、雲の合間からさらさらと真っ直ぐに光の道が沢山降りてきていました。それはまるでペインティングナイフなどで描いたような、勢いのある、透明な、力強い光の道でした。

自然の光景を表そうとした時に、人工物を例えにだしたほうが自分の中で捉えやすいということに気がついて、なんだかおこがましさを感じふと笑ってしまったりもしたのです。


とてもとても寒いですね。みなさま、お風邪など召されませんように。


春になったら何をしよう。何が出来るのだろう。わたしは世界に対して、どのように貢献していけるのだろう。不安と期待と、焦燥感と憧れと、自由になるという開放感と恐怖が、遠くから吹いてくる風や、膨らむコブシの蕾や、枯れ落ちた葉の転がる音の陰に、ちらちらと見え隠れする、そんな冬をわたしはいま迎えています。


早く春が来ないかなあ。

星野沙織
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