2013年5月13日月曜日

稲穂の素直さ、泉のきらめき

澄んだ朝にはうぐいすの声がよく通りますね。


今朝合わせを終えて、たった2時間前にご飯を食べたばかりだというのにもうお腹が空いてしまうわたしの燃費の悪さに辟易しました。燃費が悪いなら悪いだけ、短時間でもいいからうまく弾ければいいのに^^;
さて、近くに住んでいるうぐいすもだいぶん鳴き方がうまくなって、ほーーーーほけきょっ!ってとても綺麗に鳴きあげてくれます。ほけきょっていうのが申し訳ないくらい。きらきらきらって感じの、春先とは違う自信の満ちた声になりました。

自信というものは実在するものでもなくて個々の心の中だけに生まれるものだけど、とても力を持っていますよね。自分が思っている事柄に自信のある方がなさる演説などはとても説得力がありますし、自信をもってるモデルさんはやはりオーラがきらきらしているといいますか、きちんと地に足をつけて立っているような気がします。

音楽も同じで、自分の演奏に自信のある方の演奏ってやはりとても魅力的というか、広がりがあって訴えかけて来るパワーが違う気がします。
自信が無い時の演奏って、引っ込み思案になるといいますか、どうせわたしの演奏なんてとか、聞いて欲しく無いな間違えたらどうしようとか、そんな事ばかりよぎってしまって自由に演奏出来なくなってしまうんです。反対に自信がある時は、わたしはこれだけ思っていることを演奏で表現出来る、聴いてもらいたい、とか思えたりします。勿論双方緊張はしますし失敗だってしますが、それでも音楽の大きさはだいぶん違ってくるんです。

わたしはなかなか自信が持てないタイプというか、すぐに凹んでしまうので(しかも、形状記憶タイプでないので凹むとかなり戻るのに時間がかかるんです)、高校、大学時分でしょうか、先生に「自己アピールや自信を持つというのも実力のうちです」
なんて言われたりしたものです。特に自己アピールは苦手なので、なかなか…損してるよなんて言われたりしましたが、こればかりは性分なのでどうしようもありません^^;


さて、6/10の「兵士の物語」、いよいよ近づいて参りました。そろそろリハーサルも始まります。俳優篠井英介さんをお迎えして、アンサンブル ムジカ ヴィヴァンテの一員として演奏させて頂きます。19時開演、大和田さくらホールにて。この日はべつの演目の朗読劇もやりまして、そちらも篠井さんがおやりになります。是非お越し頂けたら嬉しいです。兵士の物語、外国版浦島太郎とでもいいましょうか、なんだか面白い内容なので知らない方は是非。チケットはわたしまでご連絡くだされば幸いです。の、ノルマがあるので…^^;

ちなみに8/1にやります音の葉Home Concert メンバーで構成された「音の草原(The prairie of Music」と「真夏の響宴」コンサート。昼、夜の二部構成で、昼はお子様に楽しんでもらえしなライトな曲を、夜は大人の方にご満足頂けるような
曲をそれぞれ演奏致します。昼の部は11:30開演、夜の部は18:30開演。もしご興味ありましたらこちらもご連絡お待ちしております。(こちらもノルマがありまして度々宣伝するかと思いますがご容赦くださいませ^^;)

菫は今年も、気がついたら咲いていました。川に泳ぐ鴨を見ていたら気がつかなかったかもしれないくらい、ひっそりと、茎などは消え入りそうにひょろりと伸びて、その上にチョウチョでも止まっているみたいにふんわりと青い花弁をのせていました。そんな菫が見渡すといくつも咲いていて、ひとつの菫に気がつかないと他の菫に気がつけなかったりして。
川沿いを走る何人がこのいくつも咲く菫の、いまわたしが見ているひとつに目を留めて、わたしが思うようにこの子の危うさやいじらしさを偲んだのだろうと、ふと家路を辿りながら思ったのでした。

今日は文が短いですね^^;ご容赦を。
星野沙織

HPへ戻る→https://sites.google.com/site/saorihoshinoviolin/