2013年5月21日火曜日

光陰は止まらない

夕飯と共にウイスキーをいっぱい。しそ、まいたけの天ぷらとごぼう天に、喉ごしのいいあたたかいおうどんをいただいて、デザートにチョコのパウンドケーキと、熟れに熟れた赤いいちご。

それでもなんとなくまだなにか食べたいって思ってしまうのは、胃拡張のせいでしょうか\(^o^)/いけない!

気がつけば5月も折り返して、もう6月の梅雨の気配を感じる湿度になってきましたね。お肌にとってはいい季節ですが、バイオリンにとっては受難の季節。なにぶんボディが木で出来ているので、湿気を吸ってしまって音が硬くなってしまうのです。

富山県の梅雨時期の湿度はまた格段に高く、それはもう、楽器はもとより室内にもかびが生えるのではないかというほどです。除湿機を買った方がいいと思いつつ結局買っていませんが、今年はどれくらいの湿度なのでしょう。あまりひどくならないといいのですが!

雨といえば、小雨の時だと傘をさしていても濡れてしまいませんか?そんなに横風が吹いているわけではないのに、気がつくと傘をすり抜けて顔や肩に降りかかっていて目的地に着く頃にはなんだかしっとりと体全体が濡れているような、小雨が身体中にまとわりついているような気分になります。多分、小雨は寂しがりだから、誰かと一緒にいないと落ち着かないんでしょう。だから空から地上に飛び出して道ゆくひとたちや、木々や建物や、飛ぶ鳥や自転車なんかにこっそりくっついて回るのではないでしょうか。なんて、ちょっとロマンチック過ぎるかもしれませんね。


コンツェルトがおわってぼんやりしていますが、今日からいよいよ兵士の物語の練習がはじまります。またメンバーの方々にお会い出来るのもとても楽しみですし、なにより篠井英介さんにお会いでき、彼の朗読が聞けるというのがとてもとても楽しみ!一流の俳優さんと共演させていただけるというのは本当に恵まれた機会だと感動しています。篠井さんの素晴らしい演技を邪魔しないよう、精一杯演奏させていただきたいと思っています。練習、しなきゃ!
兵士の物語は6/10の19時から、渋谷の大和田さくらホールにてとなっております。兵士の物語のほか、箪笥という演目もやります。そちらも篠井さんが朗読なさいますので、是非いらしていただければと思います。お問い合わせはわたしまで宜しくお願い致します。


ピアソラというとブエノスアイレスの四季が一等有名ですが、いまその編曲を行っています。秋口までに全てを終えて、三人で演奏出来ればと目論んでいますがさてどうなることか…しかしこの組曲(と言っていいのでしょうか?)、本当にどの曲も格好いいですね。聞いてくださる方々にこの魅力が伝えられる演奏ができるよう、精進したいと思います。その前に自分の勉強のためのバルトークとバッハとブラームスが待っていますが…^^;


8/1のチラシが刷り上がって、一部の方にはもうお手元に渡っているようです。わたしが手にするのは6月にはいってからなので、直接お会いする方にはそれ以降に手渡し出来るかと思います。お待ちいただけたら幸いです。



印刷して、アルバムに写真を残しておこうと思うのです。でも写真屋さんにいくのが億劫になってしまったりして、ついつい先延ばしになってしまいます。データはふとした時に消えてしまったりするから現物として残しておきたいと思った時に、もともと現物は劣化するし失われることがあるからデータで保存したい、とデジカメが市場に出回り始めた頃思っていたのを思い出して、なんだかその矛盾に苦笑いしてしまいました。
写真もデータも失われても、自分の中に閉まっておいていつのどんな些細なことでも思い出せればいいのですが、わたしはすぐに大小たくさんのきらきらした出来事を忘れてしまうから、それがいつも悔しいのです。せめて今日一日は、ほんの小さな事でも眠りにつくその前まで覚えていられたらいいのだけれど。



星野沙織